リサイクルトナーは印刷コストを大幅に削減できる一方で、「印字がかすれる」「エラー表示が出る」といった不具合が発生する可能性もあります。
とくに医療機関のように、診療明細や院内資料などの印刷業務が日常的に発生する現場では、トナーの品質は軽視できません。
販売店によっては不具合時の保証が手薄な場合があり、その際はユーザーのあなたに負担がのしかかってくることに。
ドゥファインでは、リサイクルトナーの品質管理に加え、不具合発生時のリサイクルトナー代替対応や本体修理費用の全額補償、必要に応じた訪問サポート(東北6県と新潟県のみ対応)も行う万全の保証体制を整備。そのため、多くの医療機関様に安心してご選択いただいています。
本記事では、リサイクルトナーの導入で起こる可能性がある代表的な不具合を紹介し、それぞれの具体的な対処法やトラブルを未然に防ぐチェックポイントを解説します。
「リサイクルトナー保証のすべて|医療機関が安心して導入するための完全ガイド」の記事にある内容も確認しながら、コスト削減と品質確保を両立し、安心してご導入いただくための判断材料としてぜひお役立てください。
リサイクルトナーにすることで起こる可能性がある代表的な不具合
リサイクルトナーはコスト面で優れる一方、使用中に印字品質の低下や認識不良などの不具合が発生する場合があります。
特に「印字かすれ」「線・点汚れ」「カートリッジの未認識」といった症状は、よく見られるケースです。
これらのトラブルを未然に防ぐことをお考えの場合には、原因と対処法をあらかじめ理解しておくことが重要です。
もし、この記事を読んでいる最中に不具合が起きているようでしたら、不具合内容に適した対処法を実践してみてください。
以下の章で、各症状の特徴を詳しく見ていきましょう。
印字がかすれる・印字が薄い
リサイクルトナーで多く報告される不具合が、印字のかすれや印字が薄くなるといった現象です。
これらは紙面の中央から端にかけてムラ状に出やすく、細かい文字や数値を多く含む文書では判読性に深刻な影響を与えかねません。
主な原因としては、以下のような点が挙げられます。
- トナーパウダーの偏り
- 感光ドラムやブレードの摩耗
- 湿度や温度の影響
「印字がかすれる」「印字が薄い」という不具合には、こちらの対処法を実践してみてください。
線・点汚れ、帯状の汚れ
印刷した用紙に、うっすらと線状の汚れや等間隔に点汚れが生じる現象は、リサイクルトナー使用時に見られる典型的な不具合のひとつです。
この症状は、用紙の進行方向に沿って一直線に現れることが多く、印字面に線や点が残ることで、印刷物全体の仕上がりに影響を与えます。
原因としては、感光体ドラムのキズや清掃用ブレード(ワイパーブレード)の摩耗・不良、カートリッジ内部のシール不良の可能性があります。
同じ位置に繰り返し帯状の汚れが出る場合は、内部の構造部品に継続的な不具合が生じている可能性が高いでしょう。
「線・点汚れ、帯状の汚れ」には、こちらの対処法を実践してみてください。
カートリッジの未認識
リサイクルトナーを使用した際に、「トナー未装着」や「カートリッジが認識されません」といったエラーメッセージが表示される場合があります。
このようなトラブルは、カートリッジに搭載されているICチップがプリンター側で正しく認識されていないことが主な原因です。
とくにリサイクルトナーでは、純正チップを再利用しているほか互換チップが取り付けられていることもあり、端子の接触不良やチップ情報の不整合が原因となるケースが少なくありません。
また、一部のメーカー機種では、純正品以外のトナーを装着するとエラーメッセージが表示される仕様になっているものもあります。
「カートリッジの未認識」には、こちらの対処法を実践してみてください。
リサイクルトナーにしたことで起きた不具合のトラブルシューティング
ここからは、リサイクルトナー使用時に発生しやすい不具合について、それぞれの症状に応じた対処法を解説します。
印字のかすれや帯状の汚れ、エラー表示など、よくあるトラブルごとに、原因と有効な対応策を具体的に紹介していきます。
印字のかすれなどは、トナーを軽く振ってみる
印字がかすれる・文字が薄いといった症状は、トナー内のパウダーが偏っていることが原因の場合があります。
このような症状が出た場合は、まずカートリッジを軽く振ってみると、内部の粉が均一に分散され、改善することがあります。
また、プリンターの「クリーニング機能」や「ドラム初期化」を実行するのも有効です。
日常的な予防としては、週に一度程度、テスト印刷を行っておくとトナーの固着を防げます。
根本的な部品の劣化や組付けミスが原因の場合もあるため、自力での解決が難しいと感じたら、すぐにサポート体制の整った販売元に相談するようにしましょう。
プリンター内部のクリーニングを試す
白抜けや薄いといった症状の場合は、プリンター側のレーザー照射窓に汚れが付着している可能性があります。
このような場合は、電源を切ったうえでレーザー照射窓を乾いた綿棒やアルコール綿でやさしく拭き取ると、印字の改善が見られることがあります。
ただしデリケートな箇所になりますので、誤った方法で清掃を行うとかえって症状を悪化させることがあります。
そのため、ドゥファインか専門の技術者に相談することをおすすめしています。
プリンターが認識しない場合はリサイクルトナーを交換する
内部を清掃しても症状が改善しない場合は、プリンター本体側に原因がある可能性も考えられます。
まずはカートリッジを装着し直し、プリンターの電源をいったん切ってから数秒後に再起動してみてください。
それでも改善しない場合は、販売元に連絡し、代替品の提供を依頼しましょう。
見た目に異常がなくても、ICチップが損傷していたり、内部の接点に不具合が生じていたりする可能性も考えられます。
リサイクルトナーでは、ごくまれに不良品が含まれているケースもあり、同様のエラーが続くようであれば、カートリッジの交換が有効です。
ドゥファインでは、こうした不良品に対して無償で代替品を提供しており、万が一トラブルが発生した場合も迅速に対応しています。
不具合が起きたときは販売店のサポートを活用する
リサイクルトナーに起因する不具合が解消しない場合は、無理に自己対応を続けるのではなく、販売店のサポートを積極的に活用しましょう。
一般的には、リサイクルトナーが原因の故障は保守契約の対象外とされますが、ドゥファインでは例外的に修理費用を全額負担する独自の制度を用意しています。
さらに、必要に応じて現地に訪問し、無料での清掃や調整作業にも対応しています(※対応エリアは東北6県および新潟県に限ります)。
安心して使い続けるためにも、こうしたサポートをうまく活用して、リサイクルトナーを賢く運用していきましょう。
トナー品質を維持し、リスクを抑えるためのチェックポイント
トナーの品質を保ち、不具合のリスクを最小限に抑えるには、使用前後のちょっとした確認作業が効果的です。
たとえば開封時には、外装の破損や粉漏れがないかをチェックし、印字が薄いと感じた場合は、カートリッジを軽く振って中のトナーを均一にしましょう。
テスト印刷でかすれやムラが見られた場合は、早めにクリーニングを実施することで、印字トラブルを防止できます。
とはいえ、こうした点検作業を継続するのは、実際には手間がかかるものです。
「トナーに関するリスクはなるべく避けたい」「品質管理は任せたい」という方は、ドゥファインにぜひご相談ください。
私たちが責任を持って、品質と安定稼働をサポートさせていただきます!
まとめ
リサイクルトナーは印刷コストを抑える手段として有効ですが、印字の不具合やエラー表示といったトラブルが発生することもあります。
こうしたリスクを減らすには、使用前後のチェックやクリーニングなど、基本的なメンテナンスを欠かさないことが大切です。
また、万が一のトラブルに備えて、保証やサポート体制が整った販売元を選ぶことも重要です。
ドゥファインでは東北6県および新潟県を中心に、初期不良時の代替対応・本体修理の全額補償・訪問対応といった手厚いサポートを提供しており、実際に多くの医療機関でご採用いただいています。
印刷コストの見直しと業務の安定稼働を両立させたい医療機関の皆さま、まずは一度、ドゥファインにご相談ください。
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執筆者情報

2008年の事業立ち上げ当初よりリサイクルトナー販売に従事し、以来一貫して業界に深く携わる。豊富な経験と専門知識を活かし、ユーザー目線に立った最適な提案を心がけている。特に、コスト削減と品質・保証面におけるリスク低減とのバランスに配慮した提案には定評があり、総合病院、自治体、JAをはじめとした公的機関への導入実績も多数。加えて、さまざまな民間企業とも継続的な取引を行い、秋田県を拠点に東北全域から新潟エリアまで商圏を拡大中。誠実な対応と確かな提案力で、多くの顧客から厚い信頼を得ている。